オーナーのあきらはこの日のためにフロントの足回りのアーム類にいろいろ手を加えていました。ロアアームをS14用にしたりピロテンションロッドに交換したりです。
そのおかげかフロントの反応が僕のS15に匹敵ほど鋭く走りやすい車でした。とてもS13とは思えないくらいすばらしかったです。
リアもよくなっていました。以前もこのサーキットで試乗させていただいたのですがそのときは走り始めてすぐS字を立ち上がって車速がのったところでリアが暴れだしスピンしてしました。それが今回はスムーズな動きをするようになっていました。具体的には以前は立ち上がりでアクセルを踏んでいくリアサスが沈
み込んで粘り、その後恐ろしい勢いでサスが伸び吹っ飛んでいきそうになる印象でした。そのときにはリアトーが大きくインを向いていたらしいのですが、今回は思いっきりアウトに振ってきたようです。そのおかげですべりはじめるタイミングはよくわかり、以前よりは粘らないので勢い欲サスが伸びることもなく安定して走れました。
走りやすくはなったのですが立ち上がりでアクセルを多く踏めないセットになっておりベストではありませんでした。特に下りの最終コーナー進入ではどうしてもフルカウンターになってしまいます。
リアのセッティング変更でもっとタイムの出る車になりそうです。リアトーをもう少しインに向けて粘るようにして、できたらショックをオーバーホールしたらよいかと思いました。以前、リアが暴れていたのはショックが抜け気味であったからじゃないかと思うからです。
ドリ仕様のようなセッティングでしたが、1コーナーやコの字コーナーなどはずっと弱カウンターで走れて面白かったです。
ヤマさんが充分走った後、何週か運転させてもらいました。他人が乗ってどう思うかを聞きたかったらしいのでがんばって運転しました。乗る前に「車高が少し低すぎるのではないかな?」と思いました。
次に最終コーナーと1コーナーを攻めてみました。すると今度は強アンダーなのです。1コーナーはブレーキを残したままラインに乗せようとすると車が外へ外へ行こうとしてブレーキを離すことができずタイヤの力的に絶対曲がれる速度よりかなり低い速度まで車速を落とすハメになりました。そして最終コーナーもやはりブレーキを残していると車が曲がろうとしません。以前僕もEG6に乗っていたのでそのつもりで進入すると車がロールせず曲がる気配がないので奥までまっすぐ進んでそこでスピンしてしまいました。
。ピットに戻ってヤマさんと話していると、やはりフロントの車高を下げすぎているのではないかという結論になりました。さらにヤマさんもアンダーを感じていたらしくそれを緩和するためにリアの車高も上げ気味にしていたようです。だからブレーキを強く残すとフロントサスがフルバンプしてそれ以上曲がろうとせず、ちょんブレの場合はフロントのストロークが少し使え、上げすぎたリアの車高によって不安定になっているのではないかとと思いました。
このハチロクは5AGが積んであります。しかし鍛造ピストンが買えなかった為、圧縮を下げた仕様になっています。ですからトルクはあるのですが上まで回しても伸びていきませんでした。実際にキャブ仕様のAE86が走っていたのですがストレートでびっくりするくらい離されました。
普通ハチロクなんかはコーナーリング中にハンドルの切り足しをしても車が反応しないはずなのにこのハチロクは少しですが反応するしコントロール幅に余裕がありました。
しかも上で伸びないので全開のままスライドが勝手に収まりその点でも楽でした。
このリアの安定感からするともっともっとパワーを上げたくなるような車でした。